ご挨拶
こんにちは、ツキシマです。
今回は、不注意で落下させて凹ませてしまったグリルボールの交換と、あまりにも有名な「SHURE SM58」通称ゴッパーについて、レビューをしていきたいと思います。
また、「近接効果」というものをテーマにして、マイクからの距離を変えながら、声や歌をサンプル録音してみました。
そして今回の動画の音声は、冒頭から「58」で録音しています。
私は「58」を2本持っていますので、1本は対面にセットしています。
いまマイクから口までの距離は、だいたい60cmくらいです。
動画を収録するときに、いつもはコンデンサーマイクの「AKG C214」を使用していますので、今回どんな音で録音されているのか楽しみです。
「AKG C214」レビュー記事↓
目次です。
今回の動画では5つの項目に分けて、レビューや録音サンプルを公開していきます。
それでは、最初にグリルボールの交換をしていきたいと思います。
グリルボールの交換
交換用グリルの型番は「RK143G」です。
開封
パッケージのオモテ面です。
パッケージ裏面です。
開封します。
動画では編集でカットしていますが、取り出すのが中々大変で、とても時間がかかりました。
かなりしっかりした梱包です。
無事に取り出せました。
グリルボール交換
次に、凹んだグリルボールを取り外します。
グリルボールは、クルクル回せばマイクから取れます。
取れました。
カプセル部分は、楽器用の「SM57」と同じらしいです。
それでは、新しいグリルボールを装着します。
装着は回すだけなので簡単で、あっという間に交換完了しました。
次は、SM58の仕様についてみていきたいと思います。
SM58について
名前の由来
このマイクの名前についている「SM」は、スタジオマイクロフォンの略です。
1966年に発売されてから、50年以上使用され続けているマイクです。
マイクの種類
このマイクは、ダイナミックマイクです。
特徴としては、高い温度や湿度にも強く、頑丈で大音量にも対応可能です。
指向性
指向性は、単一指向性(カーディオイド)です。
グリルボール
グリルボールにはポップフィルターが内蔵されていて、ウインドウノイズやブレスノイズを低減します。
周波数特性
周波数特性は、「50Hz~15,000Hz」です。
コネクター
コネクターは、XLR端子です。
付属品
製品には、ケースとボーカルスタンド用のホルダーが付属します。
次は、近接効果についてみていきたいと思います。
近接効果
近接効果とは、単一指向性のマイクに音源が近づくにつれて、低音が強調されていく現象の事を指します。
100Hz以下で6dBから10dBまで音が強調されます。
SM58は、100Hzの音域の感度を落とす「ロールオフ」調整が施されていて、近接効果を補正しています。
そして、低音を響かせたい場合は、マイクを近い位置に設定します。
逆に、低音を抑えてスッキリした音声にしたい場合は、マイクを少し離した位置に設定します。
マイクとの距離は、録音した結果をみながら、自分の好みで調整すると良いと思います。
次は、録音サンプルをチェックしたいと思います。
録音サンプル
実際にマイクからの距離を変えて、サンプルを録音してみました。
録音したのは、「声」と「歌」と「アコースティックギター」です。
マイクの入力ゲインは、距離に応じて変えています。
チャプター「04:47 サンプル録音」より、視聴することが出来ます。
声(男性)
マイクからの距離
- 1cm
- 10cm
- 15cm
- 20cm
声(女性)
マイクからの距離
- 1cm
- 10cm
- 15cm
- 20cm
歌(女性)
マイクからの距離
- 1cm
- 5cm
- 10cm
アコースティックギター
マイクからの距離
- 5cm
- 15cm
- 30cm
- 50cm
次は、まとめです。
さいごに
「SHURE SM58」は歴史も長く、ボーカルマイクのスタンダードとも言えるものです。
高い信頼性と耐久性を兼ね備え、マイクとの丁度良い距離を見つけられれば、凄く機能するマイクだと言えます。
また「SM58」に限らず、使用するマイクの自分にとってベストな距離を知っておくのも、重要だと私は思います。
それでは、最後までご覧頂きありがとうございました。
“マイクとの距離どうでしょう?【SHURE SM58】のグリルボール交換と近接効果の検証【レビュー/録音比較/DTM/ダイナミックマイク】” への6件のフィードバック