
ご挨拶

こんにちは、ツキシマです。
今回から2回に分けて「レスポールスタンダード」と「レスポールスタジオ」の、比較レビューをしていきたいと思います。
第1回目の今回は、外観比較。
第2回目は、「サウンドチェック」をしていきます。


それでは、順番にみていきたいと思います。
外観比較
ボディ比較
ボディのバック材は、どちらもマホガニーです。

トップ材に違いがあります。
レスポールスタンダードは「AAフィガードメイプル」で、レスポールスタジオは「メイプル」です。
どちらも木目が見えますが、模様はだいぶ違います。

またスタジオの方のバック材は、ウエイトリリーフ加工が施されています。
いわゆる肉抜き加工で、軽量化が主な目的です。

レスポールスタンダードの方はウェイトリリーフ加工は無いので、ずっしりと重いです。
およそ「700~800g」くらい差があります。

またボディーの厚みにも、違いがあります。

塗装は、どちらもラッカー仕上げです。
そして、バインディングの有無による違いもあります

レスポールスタンダード’60sレビュー記事↓

ハードウェア比較
ハードウェアは、どちらもシルバーな見た目をしていますが、仕上げに違いがあります。
スタンダードはニッケル仕上げで、スタジオはクローム仕上げです。
ニッケルは落ち着いたシルバーで、クロームは明るいシルバーです。

コントロールノブも、それぞれ違いがあります。
私は、ボリュームやトーンが記載されているノブが好みです。

ペグ(チューナー)は、スタンダードがグローバータイプ。
スタジオの2016年モデルはクルーソンタイプで、現行モデルではグローバータイプが装着されているようです。

またスタジオの場合はピックガードやエスカッションのカラーも、発売された年のモデルによって違いがあるようです。

ブリッジにも、違いがあります。
スタンダードは「ABR-1 Tune-O-Matic」というもので、スタジオは「Aluminum Nashville Tune-O-Matic」です。
オクターブチューニングをするときのネジの位置が上下逆になります。

レスポールスタジオレビュー記事↓

エレクトロニクス比較
スタンダードのネック側のピックアップは「Burstbucker 61R」で、ブリッジ側のピックアップは、「Burstbucker 61T」です。
「Burstbucker 61」は、60年代のものを再現したピックアップです。
マグネットは、アルニコ5が採用されています。

スタジオのネック側のピックアップは「490R」で、ブリッジ側のピックアップは「498T」です。
マグネットは、こちらもアルニコ5が採用されています。
コイルタップにも対応していてパワフルなピックアップです。

また小さな違いですが、ピックアップの高さを調節するネジが、プラスとマイナスで違いがあります。

コントロールはどちらも「2 Volumes, 2 Tones」ですが、スタジオの方はボリュームノブがプッシュプルタイプで、コイルタップ機能があります。
タップすることで、シングルピックアップのように出来ます。

基盤にも違いがあります。


ネック比較
ネックは、スペック上ではどちらもほぼ同じタイプです。
材はマホガニーで、指板はローズウッド、ナットはグラフテック製です。

ナットの素材は同じようですが、質感や色味が違います。
スタンダードの方は白くて、スタジオの方はアイボリーです。
肉眼で見るとだいぶ違います。

ネックシェイプとフレットは、どちらもスペック上では同じスリムテーパーで、ミディアムジャンボ22フレットです。
ただ実際に演奏してみると、スタジオのフレットの方が高い印象で、スタンダードの方が低く感じます。
ネックを握ってみた感じも、スタジオの方がスタンダードよりも少し薄い感じがします。

装飾はバインディングの有無と、ヘッドにあるギブソンのインレイに違いがあります。


外観の比較は、以上になります。
次は、次回予告です。
次回予告
今回の動画は、ここまでになります。
次回の音楽堂では、サウンドチェックをしていきたいと思います。
それぞれのレスポールで弾いたフレーズを、聴き比べられるように並べた動画を作りたいと思います。
また次回の動画も観て頂けたら嬉しいです。

次回のブログ記事↓

それでは、最後までご視聴ありがとうございました。

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