ご挨拶
こんにちは、ツキシマです。
「ZOOM H1n」というハンディーレコーダーを、カメラの外部マイクとして使用する内容の動画を以前に公開しました。
ブログ記事↓
その結果、普通のステレオケーブルを使用した場合はカメラのリミッターが強く働いてしまい、そのままでは使うのが難しい音声でした。
その動画のコメント欄でも教えて頂いたのですが、ステレオケーブルの中には「抵抗入りケーブル」というものが存在します。
今回はそのケーブルを2種類購入してみましたので、カメラと「H1n」を接続してもう一度録画をしてみて、音声がどのようになるのか検証してみたいと思います。
目次です。
カメラとH1nを接続する、録音して比較をしてみる、抵抗入りケーブルが必要な理由、最後にまとめと次回予告です。
次は、抵抗入りケーブルを開封していきたいと思います。
開封
抵抗入りケーブル(100Ω/36dB減衰)
1本目は、100Ωの抵抗が入っていて「36dB」減衰するケーブルです。
識別できるように、「100Ω」と記載された白いタグが付いています。
抵抗入りケーブル(330Ω/46dB減衰)
2本目は、330Ωの抵抗が入っていて「46dB」減衰するケーブルです。
識別できるように、赤いタグが付いています。
抵抗値の記載はありませんでした。
次は、カメラと接続していきたいと思います。
カメラとH1nを接続する
使用するもの
使用するのは、「H1n」と「ステレオケーブル」と「カメラ」です。
今回、ケーブルは3種類使用して検証します。
白いタグが付いているケーブルは、抵抗入りで「36dB」音が小さくなります。
赤いタグが付いているケーブルも抵抗入りで、「46dB」音が小さくなります。
タグの付いていないケーブルは、音量が変化することのない普通のステレオケーブルです。
接続する
まず「H1n」本体の「LINE OUT端子」にケーブルを接続します。
次に、カメラの「外部マイク入力端子」に接続します。
これで、画像(映像)はカメラで録画し、音声は「ZOOM H1n」のマイクから録音した音が収録されます。
次は、それぞれのケーブルで収録して結果を検証していきたいと思います。
録音して比較をしてみる
比較項目
動画内チャプター「02:05 録音して比較をしてみる」内にて、各ケーブルを使用した録音結果と感想を視聴できます。
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普通のステレオケーブルで接続した場合
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100Ωの抵抗入りケーブルで接続した場合
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330Ωの抵抗入りケーブルで接続した場合
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H1nで録音した音声
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カメラのマイクで録音した音声
1.普通のステレオケーブルで接続した場合
*カメラのリミッターが強く働き、声・ノイズ共に不快な感じです。
2.「100Ω」の抵抗入りケーブルで接続した場合
*声は自然な感じに近く、ノイズも少ないです。
3.「330Ω」の抵抗入りケーブルで接続した場合
*抵抗が大きいために音量が小さくなります。音量を上げるとノイズが多くなります。
4.「H1n」で録音した音声
*ノイズも少なく音質は一番なのですが、あとから映像と音声を同期させる手間が掛かります。
5.カメラのマイクで録音した音声
*音質は悪くありませんが、声が遠い感じがして指向性が不安定です。
結果のまとめ
検証の結果は、やはり抵抗入りケーブルを使用した音声の方が、聴き取りやすく良い感じでした。
2本ある抵抗入りケーブルの白いタグ(100Ω/36dB減衰)の方が、良かったと思います。
赤いタグ(330Ω/46dB減衰)の方は、音が小さくなり過ぎていたのと、そのためか逆にノイズが大きくなっていました。
また、「H1n」でそのまま録音した音声が、一番ノイズが少なくてクリアでした。
ただ、白いタグのケーブルを使用した場合は、ある程度実用に耐えるレベルの音声だと思います。
次は、抵抗入りケーブルが必要な理由についてみていきたいと思います。
抵抗入りケーブルが必要な理由
抵抗入りケーブルが必要な理由は、「H1n」の出力レベルと「カメラ」の入力レベルの差が大きいことにあります。
音声を収録した「H1n」から出る音が、受け手であるカメラの音声入力レベルの限界よりも大きい音になるため、カメラの音声リミッターが強く働きます。
それを回避するためには「抵抗入りケーブル」を使用することで、「H1n」から出る音を小さくして、「カメラ」の音声入力のレベルに合わせてあげるようにすると、問題が解決します。
ちなみに「H5」などの上位機種は、音声の出力レベルを下げる機能がありますので、調整して上手くマッチングする場合は、普通のステレオケーブルを使用してカメラに接続することが出来ます。
H5のレビュー記事↓
次は、まとめと次回予告です。
まとめと次回予告
まとめ
出力レベルを下げる機能の無い「H1n」をカメラの外部マイクとして使用する場合は、抵抗入りのケーブルが必要なことが分かりました。
比較してみた結果、白いタグ(100Ω/36dB減衰)の方が良い結果でした。
このくらいの量のノイズであれば、そのまま使用できると思います。
次回予告
次回の音楽堂は、エレキギターのレスポールスタンダードを開封レビューしていきたいと思います。
実際に購入したのは1年半以上前になるのですが、開封時に動画を撮影していましたので、補足してまとめてみました。
また次回の動画も観ていただけたら嬉しいです。
それでは、最後までご視聴ありがとうございました。