ご挨拶

ツキシマ

こんにちは、ツキシマです。

今回はRolandで販売されているエントリーモデルのモニターヘッドホンRH-5を購入しましたので、開封レビューをしていきたいと思います。

目次は、「開封と内容物の確認、ヘッドホン各部の確認、使用してみた感想と比較、空気録音(バイノーラル録音)、まとめと次回予告」です。

ツキシマ

それでは、開封して内容物を確認していきたいと思います。

開封と内容物の確認

開封

パッケージのサイズはとても大きいです。

裏面には英語と日本語で特徴や仕様が書かれています。

それでは開封していきます。

裏の黒い紙を取るとこのような感じです。

綺麗に開封するのは難しい梱包です。

全部取り出せました。

内容物の確認

内容物まとめ
  • ヘッドホン本体
  • ステレオ標準変換プラグ
  • 取扱説明書

ツキシマ

内容物は、3つのみでした。

ヘッドホン各部の確認

ハウジング

RH-5は密閉型のヘッドホンですので、ハウジング部分は閉じられています。

開放型ヘッドホン(オープンエアー型)の場合は、ハウジングに穴が空いていたりします。

またハウジングのデザインは、SONYの青帯や赤帯にとてもよく似ています。

ハウジングの厚みはRolandのRH-5の方があるようで、赤帯の方が薄いです。

イヤーパッドの内側です。SONYのヘッドホンと比べるとこのような感じです。

ハウジングのサイズは、横幅が約8.5cm。

縦が約10cmです。

イヤーパッドの厚みは約2cmです。

ヘッドバンド

ヘッドバンドは細い部類に入ると思います。約3cmです。

SONYのヘッドバンドは約4.7cmあります。

ヘッドバンドは、約2cmの厚みがあります。

頭に当たる部分は、柔らかい素材になっています。

ケーブル

ケーブルはストレートタイプで、長さは3mです。

変換アダプターが付属していますので、ミニと標準のどちらにも対応しています。

主な仕様

項目データ
形式密閉ダイナミック型 
ドライバーφ40mm 
感度92dB/mW
最大入力1000mW
周波数特性10~22,000Hz
インピーダンス32Ω
質量約190g(ケーブル含まず) 
コード約3m 
プラグステレオ2ウェイ (3.5mmステレオミニ/6.3mmステレオ、金メッキ)

ツキシマ

必要最低限なシンプルな造りのヘッドホンだと感じました。上位モデルになると各部のパーツが豪華になるようです。

使用してみた感想と比較

重さ

ヘッドホンの重さは約190gで、私が昔から使用しているSONYの赤帯と比較すると、約10g軽いです。

そして私の持っているヘッドホンで一番重いのは、AKGのK702で290gです。

このRH-5は、私が持っているヘッドホンの中では一番軽いものになります。長時間装着しても疲労感は少ないと思います。

音質

音質は仕様にある再生可能周波数の10Hzから22,000Hzという数値から考えてみると、少しレンジが狭く籠るような印象を受けました。

SONYの青帯と聴き比べてみると、音の明瞭感や鮮明さは残念ながら劣ってしまう印象で、アンサンブルの中で、音を掴みにくいと感じました。

RH-5は、ミックス作業には少し向かないのかなと私は思いましたが、「シビアに比較するとそう思う」というだけであって、RH-5の音が特別悪いとは感じませんでした。充分な力を持っていると思います。

そしてSonarworks社が測定した周波数特性を見てみると、低音と高音が盛り上がるカーブになっています。

また2kHzから4kHzあたりがガクッと凹んでいるのも気になります。

以下の画像は、私が持っているヘッドホンの周波数特性カーブの比較です。

ツキシマ

「軽い」というのは1つのアドバンテージだと思います。

空気録音(バイノーラル録音)

H3-VRのバイノーラル機能を使用して、ヘッドホンから出る音楽の音を録音してみました。ただこれは簡易的な収録ですので、あくまで参考として試聴してみて下さい。

今回はRolandのRH-5と、SONYの青帯の音を収録して比較してみましたので視聴してみて下さい。

動画でチェック
YouTube動画

動画チャプター「04:08 空気録音(バイノーラル録音)」内の「04:27」付近より視聴可能です。

【Roland RH-5】

【SONY MDR-7506】

ツキシマ

音の傾向はだいぶ違うと思いました。

まとめと次回予告

まとめ

このRoland RH-5は、出張レコーディング時のモニター用ヘッドホンとして購入してみました。またレコーディング用途ですので、出来るだけ音漏れを防ぐために密閉型です。

そしてかなり強引な環境でレコーディングをすることになりそうなので、何があってもいいように一番安いエントリーモデルを選択しました。

ただエントリーモデルとはいえ、私はコストパフォーマンスの良いヘッドホンだと感じました。音質も特別悪い印象は受けませんでしたので、最初に選ぶヘッドホンとしても有りだと思いまし、「Roland製品」というのも安心感があります。

そしてSonarworksのSoundID Referenceに対応しているのも、今回私がこのヘッドホンを選んだ理由の1つです。Sonarworksに対応していることでこのヘッドホンの周波数特性が見えますし、ソフトウェアを使用してフラットに修正してくれるのは大きいです。

次回予告

次回は、ポップガードの開封レビューをしたいと思います。金属製のポップガードでありつつ、こちらも安価なモデルです。しっかりと機能を果たしてくれるのか検証したいと考えています。

ツキシマ

それでは、最後までご視聴ありがとうございました。

この記事の動画「YouTube」へ