ご挨拶
こんにちは、ツキシマです。
今回は「eve audio」の5インチのモニタースピーカー「SC205」をレビューしていきたいと思います。
このスピーカーは約8年間使用しました。
先日「GENELEC」のスピーカーを購入しましたので入れ替える形になります。
開封レビュー記事↓
動画の目次です。
内容物の確認、スピーカーの各部の確認、スピーカーの主な仕様と特徴、ノブの操作と設定できる項目、最後に購入した理由とまとめ、そして次回予告です。
それではまず、スピーカーの付属品などをみていきたいと思います。
内容物の確認
-
スピーカー本体
-
電源ケーブル
-
電源ケーブル
- ゴム足(紛失)
日本の正規代理店で購入すれば、日本語の説明書も付属します。
また、スピーカー用のゴム足も付属するのですが、紛失してしまいました。
次はスピーカー各部の確認をしていきたいと思います。
スピーカー各部の確認
正面
リボンツイーター
上部に「リボンツイーター」があります。
金属のカバーが付いています。
磁石になっていて簡単に取り外すこともできます。
ウーハー
その下に5インチのウーハーがあります。
フロントノブ
右下に「フロントノブ」があります。
このノブで「ボリューム」や「フィルター」のセッティングが行えます。
操作方法はまた後でみていきたいと思います。
背面
アナログインプット
左上にアナログインプットがあります。
「RCA端子」の入力と「XLR端子」の入力が用意されています。
どちらかのケーブルを使用できます。(XLR推奨)
ディップスイッチ
その隣にディップスイッチがあります。
「ボリューム」や「フィルター」を操作する場合は「variable」にしておきます。
その他
中央部分にはねじ穴があり、ウォールマウント用のブラケットになります。
壁にスピーカーを固定するときに使用します。
左下に「電源スイッチ」。
その右側に「電源端子」があります。
次はスピーカーの主な特徴と仕様についてみていきたいと思います。
スピーカーの主な仕様と特徴
DSP回路
スピーカーに入力されたアナログ音声信号は、Burr-Brown製「24bit/192kHz」のADコンバーターでデジタル信号化されてDSPに送られます。
DSP処理をされた後にデジタル信号のままデジタルアンプに送られて音を鳴らします。
※「DSP」は「デジタルシグナルプロセッサー」のこと。より精密なクロスオーバーやルームアコースティックが可能。
私はこの機能に魅力を感じました。
リボンツイーター
とても薄い振動板を用い、高音域まで伸びた正確で繊細な音を特徴とするツイーターです。
ハニカム・シルバーコーン
ウーハー部分はハニカム構造(蜂の巣のような六角形)を採用。
ダイアフラムはグラスファイバーでコーティングされています。
1インチのボイスコイルが効率良くユニットを駆動します。
3つのフィルター
「High」「Desk」「Low」という3つのフィルターを操作して音場を補正できます。
操作方法と周波数につきましては、また後でみていきます。
主な技術仕様
項目 | データ |
---|---|
スピーカー | 2ウェイ 5インチ アクティブモニター |
周波数特性 | 53Hz – 21kHz |
アンプ出力 | 100W |
最大出力音圧レベル | 101dB |
入力端子 | XLR、RCA |
寸法 | 幅175 x 高さ275 x 奥行き233(mm) |
重量 | 5kg |
次はフロントノブの操作方法をみていきたいと思います。
ノブの操作と設定できる項目
ボリューム操作
まず電源を入れます。
LEDが光ります。
起動した状態でノブをそのまま回すとスピーカーの音量を変えることができます。
動かした量に応じでLEDが光ったり消灯したりします。
ちなみに12時のところだと「-20dB」になり、「0」の位置は「-10dB」です
下の画像にあるように、説明書を参考にボリュームを決めます。
オレンジ色の部分を参照します。
ボリュームは右に回すと大きい音になり、左に回すと小さい音になります。
スタンバイモード
ノブを3秒ほど長押しするとスタンバイモードに入ります。
徐々にボリュームが小さくなります。
スタンバイ時の消費電力は1Wです。
スタンバイモードの状態でもう一度ノブを押すと解除されます。
徐々にボリュームが大きくなります。
フィルター操作
このスピーカーには「Lowフィルター」と「Highフィルター」「Deskフィルター」が搭載されています。
ノブを押すことで設定メニューに入ります。
LEDランプが点滅している間にどのフィルターを操作するのか選択します。
上の画像では「High」が選択されています。
もう一度押すと「High」が点灯になり「Highフィルター」を操作することが出来るようになります。
「0」のところがフラットです。
上に「3dB」、下に「5dB」調節することができます。
「Lowフィルター」は「300Hz」以下。
「Highフィルター」は「3kHz」以上。
「Deskフィルター」はカットする場合は「180Hz」を中心。
ブーストする場合は「80Hz」を中心に調整できます。
LEDモード
「LEDモード」はノブの周りのLEDの光り方を選択することができます。
先程の操作で「LED」というところを選択して操作します。
- 明るいリング表示
- 明るいポイント表示
- 薄いリング表示
- 薄いポイント表示
以上がノブの操作と設定できる項目になります。
また、設定した項目は電源を切っても記憶されます。
次は、まとめと購入した理由と次回予告です。
購入した理由とまとめと次回予告
購入した理由とまとめ
自宅スタジオでは大体5インチか4インチのスピーカーを使用している方が多いと思います。
私の場合は「YAMAHA MSP5」から「eve audio SC205」と使用してきました。
どちらも5インチスピーカーです。
また、8年前に「eve audio」のスピーカーを選んだ理由は、DSP回路を搭載しているということに注目したからです。
この回路により正確なモニタリングが出来ると期待しました。
結果、音自体は軽やかで素晴らしいモニタースピーカーだと思いました。
ただ、「GENELEC」の「8020」のレビューの時にも話しましたが、私はリボンツイーターで耳が疲れてしまうようで「SC205」はちょっと合わなかったと思っています。
次回予告
次回の音楽堂では、この「SC205」とセットで使用していたサブウーハーの「TS107」をレビューしていきたいと思います。
また次回の動画も観ていただけたら嬉しいです。
次回のブログ記事↓
それでは、最後までご視聴ありがとうございました。
“8年間使用したモニタースピーカー「eve audio SC205」のレビューです。【DTM/DSP搭載/オーディオ/自宅スタジオ/パワード/アクティブ】” への5件のフィードバック