ご挨拶
こんにちは、ツキシマです。
前回の動画では「Waves」の「SSL EV2」というチャンネルストリッププラグインの使い方をみたり、音源に掛けてみたりしましたが、今回は旧モデルの「SSL E-Channel」と比較をしてみたいと思います。
前回のブログ記事↓
動画の目次です。
ツマミやセクションの比較、音源に掛けて音の比較をしてみる、最後にまとめと次回予告です。
それでは、ツマミやセクションの違いをみていきたいと思います。
ツマミやセクションの比較
各セクション
左上がフィルターセクションです。
ローパスフィルターとハイパスフィルターがあります。
その下がイコライザーセクションです。
各ツマミは新しいモデルの「SSL EV2」と変わりありません。
右上はダイナミクスセクションです。
こちらも「EV2」と変わりないです。
その下に入力と出力音量を調節するゲインセクションがあり、アナログスイッチと位相反転のボタンもあります。
新しい「SSL EV2」は、入力と出力のセクションが切り離されて別々になっています。
そして、ステレオイメージャーが新しいモデルには追加されています。
ルーティング(音の流れ)
ルーティングは新しい「SSL EV2」と変わりありません。
エフェクトの流れを3つのパターンから選択できます。
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パターン1)「ダイナミクス」→「フィルター」→「イコライザー」
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パターン2)「フィルター」→「イコライザー」→「ダイナミクス」
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パターン3)「フィルター」→「ダイナミクス」→「イコライザー」
操作方法は前回の動画やブログ記事を参考にしてください。
前回のブログ記事↓
次は、音源に掛けて視聴してみたいと思います。
音源に掛けて音の比較をしてみる
動画内チャプター「01:52 音源に掛けて音の比較をしてみる」内にて比較した音を視聴可能です。
ドラムフレーズ
前回も使用したドラムのフレーズに掛けてみます。
イコライザーは全く同じに設定しました。
コンプレッサーとエキスパンダーに関しては、入力セクションの違いによりプラグインの中の音量が変わりますので、スレッショルド値はそれぞれで違う設定になっています。
ルーティングはパターン2の「フィルター」→「イコライザー」→「ダイナミクス」です。
視聴比較は「バイパスの音」→「新しいモデルの「EV2 CHANNEL」を掛けた音」→「旧モデルの「SSL E-Channel」を掛けた音」の順番に再生します。
ドラムフレーズの結果と考察
・EQ、コンプ共に新しい「EV2 CHANNEL」の方がしっかりと効いています。
(イコライジングした帯域はそのままに、コンプで音量差がしっかりと縮まっています)
・旧モデルの「SSL E-Channel」の方は、同じように「6dB」圧縮したのですがコンプの効きが少し甘いようです。
キック
ドラムフレーズのキックのみのトラックです。
キックの結果と考察
・EQ、コンプ共に新しい「EV2 CHANNEL」の方はナチュラルにしっかりと効いています。
・旧モデルの「SSL E-Channel」の方は、コンプの効きが少し甘いようです。
スネア
ドラムフレーズのスネアのみのトラックです。
スネアの結果と考察
・EQ、コンプ共に新しい「EV2 CHANNEL」の方はナチュラルにしっかりと効いています。
(ハイカットはしていないのですが、20kHz付近の音が弱くなっています)
・旧モデルの「SSL E-Channel」の方は、やはりコンプの効きが少し甘いようです。
(こちらは20kHzあたりが謎に強調されています)
以上のような違いがあります。
次は、まとめと次回予告です。
まとめと次回予告
まとめ
基本的には同じタイプのプラグインですので、使い方はほぼ同じです。
ただ、入力セクションの違いがあり、同じ音源に使用してもプラグインに入った音量に違いが出来ます。
そのため、コンプやエキスパンダーの掛かり具合に少し違いがみられました。
結果的にはやはり新しい「EV2 CHANNEL」の方が、エフェクトの掛かり具合は良いと思います。
ただ、私のバージョン(V13)では、新しい「EV2 CHANNEL」の方は「アナログ機能」が働いていないようですので、実際どちらを使用するのか迷います。
次回予告
次回の音楽堂では、DAWの「Studio One」に付属するチャンネルストリッププラグインの「Channel Strip」をみていきたいと思います。
無料で提供されている「Studio One Prime」にも付属しているプラグインです。
使用してみたところ意外にもシンプルで使い易く、エフェクトもしっかりと掛かっていました。
また次回の動画も観て頂けたら嬉しいです。
次回のブログ記事↓
それでは、最後までご視聴ありがとうございました。