ご挨拶
こんにちは、ツキシマです。
今回は「RME」のオーディオインターフェイスをコントロールするソフトウェア、「TotalMix FX」のチャンネルに搭載されている「イコライザー」の使い方と「かけ録り」する方法についてみていきたいと思います。
動画の目次です。
TotalMix FXについて、イコライザーの使い方、イコライザーを実際に使用してみる、かけ録りの仕方、最後にまとめと次回予告です。
それでは、「TotalMix FX」についてみていきたいと思います。
TotalMix FXについて
「TotalMix FX」は「RME」のオーディオインターフェイスの「入力」や「出力」をパソコン上でコントロールするソフトウェアです。
非常に自由度が高い反面、少々複雑に見えてしまうことがあります。
基本的な使用方法につきましては「ゼロからのTotalMix FX」という動画やブログ記事を公開していますのでそちらをご覧下さい。
レビュー記事↓
次は「イコライザー」の基本的な使い方についてみていきたいと思います。
イコライザーの使い方
入力チャンネルの「EQ」というボタンをクリックすると「パラメトリックイコライザー」が表示されます。
このイコライザーはオーディオインターフェイスの「Analog3」のチャンネルに有効な「EQ」です。
上から見ていきたいと思います。
上部
左上はイコライザーのオンオフボタン。
右上のプルダウンメニューはプリセットです。
用意されたプリセットを使用したり、自分で作成したパラメーターを保存したり出来ます。
その下はイコライザーカーブの表示部です。
バンド
3バンド用意されています。
1番のバンドはカーブのタイプを「シェルビング」と「ピーキング」から選択できます。
2番は「ピーキング」のみです。
3番は「シェルビング」「ハイカット」「ピーキング」の3種類から選択できます。
その下は「+20dB」から「-20dB」の間で操作できる「ゲイン」です。
「周波数」です。
バンド幅を決める「Q」のツマミがあります。
Low Cut
ローカットも用意されています。
オンオフボタン。
カットする周波数を指定するツマミ。
カーブを選択するツマミです。
ごく一般的なパラメトリックイコライザーですが、必要な時にしっかりとイコライジングできます。
次はイコライザーを使用してみた感じをみていきたいと思います。
イコライザーを実際に使用してみる
ギターの準備
プリセットを使用してギターの音を比較してみたいと思います。
今回はエレキギターで実践していきますので、オーディオインターフェイスの「Analog3」のチャンネルを使用します。
楽器ですので「Inst」ボタンを押しておきます。
ケーブルを接続します。
ゲインを調節します。
入力を確認しましたら、イコライザーの「ON」ボタンを押して「EQ」を有効にします。
プリセットを試す(演奏と比較)
動画内「03:20」付近より3種類のプリセットを使用してギターを演奏(アルペジオ、ストローク)して音を比較することが出来ます。
次はイコライザーの「かけ録り」の仕方をみていきたいと思います。
かけ録りの仕方
「TotalMix FX」のイコライザーを使用して気に入った音が出来たとして、このまま「DAW」に録音してもイコライザーを通した音は録音できません。
ギターそのままの音が録音されます。
イコライザーをかけ録りをするためには設定をしてあげる必要があります。
方法は「Fireface USB Settings」というアプリを立ち上げます。
リストの中に「DSP」という欄があり「Record EQ+D」とありますのでチェックを入れると、イコライザーやコンプレッサーを「かけ録り」することができます。
次はまとめと次回予告です。
まとめと次回予告
まとめ
今回はイコライザーをエレキギターに使用しましたが、もちろんボーカル録音などにも使用できます。
ボーカリストが気持ちよく歌えるようにイコライジングするのもエンジニアのテクニックだと私は思います。
ただ、イコライザーをかけ録りした場合は後から素の音に戻すことはできませんので、音作りに自信が無い場合は後から「DAW」で整える方がお勧めです。
次回予告
次回の音楽堂では、「TotalMix FX」のチャンネルに搭載されている「ダイナミクス(コンプレッサーなど)」についてみていきたいと思います。
また次回の動画も観ていただけたら嬉しいです。
次回のブログ記事↓
それでは、最後までご視聴ありがとうございました。
“TotalMix FXのDSPエフェクトの使い方その1。「イコライザー編」【オーディオインターフェイス/DTM/RME Fireface/かけ録り方法】” への4件のフィードバック