ご挨拶
こんにちは、ツキシマです。
今回は2024年のブラックフライデーで購入した、DTMで使用するエフェクトプラグイン紹介と簡単なレビューをして、自分の備忘録としても動画に残しておきたいと思います。
目次です。「Pluginallianceのエフェクトプラグイン・Wavesのエフェクトプラグイン・まとめ」です。
それでは、Pluginallianceのエフェクトプラグインからみていきたいと思います。
Pluginallianceのエフェクトプラグイン
Pluginallianceの10個のプラグインがセットになったバンドルを購入しました。セット内容は、主にバストラックやマスタートラックにて使用するための、イコライザーやダイナミクス系のプラグインが含まれています。
bx_glue
上記のバンドルの中で、今回は「bx_glue」というプラグインをドラム音源に軽く掛けて試してみました。「bx_glue」は、SSLバスコンプタイプのプラグインです。
設定はレシオ「4:1」、スレッショルドは「-8dB」で4〜5dB圧縮されるようにしてみました。アタックは一番遅い「30ms」で、リリースはオートにしました。アウトプット(メイクアップゲイン)は、「3dB」に設定しています。
以上の項目だけ操作しました。バイパスの音と比較して、プラグインの効果を聴いてみたいと思います。
動画チャプター「00:40 bx_glue」内の「01:17」付近にて視聴可能です。
使用してみた結果、キックとスネアのアタック感が増して一歩前に出てくる印象を受けました。ナチュラルな仕上がりでとても良いと思います。
ここで同じPluginallianceのSSLバスコンプタイプである「bx_townhouse Buss Compressor」というプラグインも私は持っていますので、先程と全く同じ設定値でドラムに掛けて音を比較したいと思います。
動画チャプター「00:40 bx_glue」内の「02:11」付近にて視聴可能です。
「bx_townhouse Buss Compressor」も良いと思いますが、「bx_glue」の方が高音が抜けて聴きやすくなる印象です。これはおそらく「bx_glue」の方が、高音部分と低音部分を分けてコンプレッションしているためだと思います。
上のプラグインのグラフを見てみると高音部分の圧縮が少ない分、聴き取り易い雰囲気になっていると思います。その辺もグラフで表示されますので、どの帯域がどのくらい圧縮されているのか分かり易いです。
Harris Doyle Natalus EQ
次は「Harris Doyle Natalus EQ」というプラグインを、アコースティックギターに掛けてみたいと思います。このプラグインは、磁気テープスタイルのサチュレーション効果があるイコライザーだそうです。
設定は、中域を少しだけカットしつつ低音と高域を持ち上げてみました。バイパスとの音と聴き比べてみたいと思います。
動画チャプター「03:13 Harris Doyle Natalus EQ」内の「03:35」付近にて視聴可能です。
アコースティックギターに僅かな歪みが加えられて、力強さと芯が出たと思います。嫌味も無く良い感じだと思いました。
Pluginallianceのエフェクトプラグインは、どれも良いと私は思っています。
次は、Wavesのプラグインについてみていきたいと思います。
Wavesのエフェクトプラグイン
IDX Intelligent Dynamics
「IDX Intelligent Dynamics」は、Wavesのブラックフライデー恒例で行われる無料配布にてゲットしました。このプラグインは基本的に、中央にあるメインノブ1つで操作するダイナミクスエフェクターです。
普通のコンプレッサーと違い、音の成分の多い周波数帯を狙って圧縮を掛けるようです。
今回は、ドラムトラックに設定してみました。用意したドラムトラックを自然な感じに迫力を出していくためには、中央のノブが「-18」くらいがちょうど良いかなと感じました。再生して聴いてみたいと思います。
動画チャプター「04:12 IDX Intelligent Dynamics」内の「04:49」付近にて視聴可能です。
「IDX Intelligent Dynamics」を掛けてみた結果、ドラムトラックがとてもタイトで力強い感じになったと思います。
次にもっと強く圧縮した音も聴いてみたいと思い、中央のノブを「-40」にしてみました。
再生します。
動画チャプター「04:12 IDX Intelligent Dynamics」内の「05:31」付近にて視聴可能です。
ドラムトラック全体に歪みが加わって、だいぶ派手なドラムになりました。曲に雰囲気によってはこういった感じも有りだと思います。
このプラグインは、「中央のノブを動かして気に入った音になったらそこに固定する」といった使い方になると思います。ただノブの数値を大きくすると、低音が削られていくようです。
次はベーストラックに設定してみます。中央のノブは、強めの「-35」にしてみました。ただ「-35」にすると低音が細くなってしまいますので、ノブの下にあるEQで低音部分を持ち上げてみました。
バイパスの音と聴き比べてみたいと思います。
動画チャプター「04:12 IDX Intelligent Dynamics」内の「06:25」付近にて視聴可能です。
しっかりとベースの帯域に掛かり、軽く歪みつつ安定して力強さが増したと感じました。このプラグインはとてもシンプルに操作できますので、良いと思います。
Magma Tube Channel Strip
「Magma Tube Channel Strip」は、Pluginallianceのバンドルを購入したときに特典として無料で入手することが出来たプラグインです。
「コンプレッサー・ゲート・EQ・サチュレーション」を搭載したチャンネルストリップタイプのプラグインです。ツマミが少ないので、マニュアルを読まなくても理解し易いエフェクトだと思いました。
ドラムトラックにパラメーターを調整して掛けて、試してみます。設定は、まずドライブを「5」にしました。ここは「7」以上に上げると、かなり歪んでくるようです
EQは、ハイとベースを少しだけ持ち上げてミッド(1000Hz)を「2dB」カット。コンプは「SMASH」をオンにして、GRメーターが2つ点灯するくらいにしてみました。バイパスの音と比べてみたいと思います。
動画チャプター「07:03 Magma Tube Channel Strip」内の「07:45」付近にて視聴可能です。
バイパスと比べてみると、キックやスネアに力強さと芯が出てとても引き締まったと思います。音量も全体的に上がった印象を受けますが、VUメーターを確認するとそんなに大きくなってはいないです。
またこのプラグインは、コンプセクションの「SMASH」が肝になると思います。「SMASH」を入れることで、より力強く粘っこいコンプが掛かるようです。逆に「SMASH」をオフにすると、それほど音に変化がないシンプルなコンプ感になるようです。
そしてこのプラグインはゲートも備えていますので、スネアのみのトラックに掛けてみたいと思います。スネアは少し歪んでも良いかなと考えて、ドライブは「7」に設定しました。
EQはハイとミッドを少しだけ持ち上げて、ベースは「2dB」カットしています。コンプは「SMASH」をオンにして、GRメーターが2つ点灯するくらいの数値に設定。そしてゲートをオンにしました。
再生してバイパスの音と聴き比べてみたいと思います。
動画チャプター「07:03 Magma Tube Channel Strip」内の「07:45」付近にて視聴可能です。
スネアがとても良いサウンドになりつつ、余韻をカットすることが出来ました。
このプラグインは並んでいるツマミがシンプルで、さらにVUメーターも搭載しています。とても扱い易いと思いましたし、通すと音も良い印象を受けました。
次は、まとめです。
まとめ
私はミックス用のエフェクトプラグインに関しては、さまざまな会社のものを充分過ぎるほど持っています。
そのため新しく購入することは考えていなかったのですが、10個のプラグインがセットになったPluginallianceのバンドルがあまりにも安かったので購入してみました。
また今回入手したWavesの2つのプラグインは、どちらもシンプルな操作方法ながら使用すると一気に音が派手になる印象を受けました。パラメーターの上げ過ぎには注意したいと思います。Pluginallianceのプラグインの方が、堅実だと私は思っています。
どのプラグインも、今後は理解して使いこなしていきたいと思います。
それでは、最後までご視聴ありがとうございました。