ご挨拶
こんにちは、ツキシマです。
今回は、「Studio One」純正プラグインの「Ampire」に付属するアンプとストンプエフェクトについて、個別にみていきたいと思います。
数量がありますのでざっくりとしたものにはなりますが、どんな効果があるものが揃えられているのか、チェックしていきます。
動画の目次です。
「アンプヘッド・キャビネット・ストンプエフェクト・まとめと次回予告」です。
それでは、アンプヘッドからみていきたいと思います。
アンプヘッド
概要
選ぶことのできるアンプヘッドは、5種類です。
マーシャル、メサブギー、VOX、フェンダー、Ampeg(ベース用)タイプのものが用意されています。
ローランドのジャズコーラスタイプもあると良かったなと思いましたが、代わりにストンプエフェクトで「BOSS CE-1」系のものが用意されています。
実際アンプヘッドは、上記の5種類があれば充分だと思います。
クランチからヘビーなディストーション、クリーンな音まで対応可能です。
MCM 800
マーシャル系のアンプヘッドです。
明るくカラッとしたクランチサウンドを作れます。
コントロールは、イコライジング用のつまみが4つあり「MASTER」で最終的な音量を決めます。
「PRE-AMP」は歪み具合を調節できます。
また、「SENSITIVITY」も2段階選べます。
「HIGH」を選択すると、より音が歪みます。
そして、クリーンサウンドにちょっとだけアナログ感を加えたい時や、あまり歪ませたくない場合は、「LOW」を選択して「PRE-AMP」を低めに設定します。
アンプではなく、ストンプエフェクトで歪みを作りたい場合も同様です。
Dual Amplifier
メサブギー系のアンプヘッドです。
メタル系などの、ディストーションサウンドが得意なアンプです。
ツマミがたくさん装備されていますが、これはチャンネルが3つ用意されているだけであって、1つの音に対して操作できるツマミは6つだけです。
コントロールは、イコライジング用のツマミが4つと、歪み度合いを調節する「GAIN」、音量を決める「MASTER」です。
クリーンな音を出したい時は、「CH1」のセレクターで「CLEAN」を選択します。
VC30
VOX系のアンプヘッドです。
1960年代から有名なアンプで、トレモロやビブラートを掛けた音を出すことが出来ます。
インプットが6箇所ありますので、用途に合わせて差し替えます。
Blackface Twin
Fender系のアンプヘッドです。
リバーブやビブラートを掛けることが出来るアンプになります。
Amp STV
Ampeg系のベース用アンプヘッドです。
必要に応じて入力する場所を選択し、ボリューム調節やイコライジングをすることが出来ます。
動画でチェック
動画内チャプター「00:31 アンプヘッド」内にて、各アンプの音を視聴することが出来ます。
次は、キャビネットについてみていきたいと思います。
キャビネット
「Ampire」 は、17種類のキャビネットを選べます。
そしてアンプヘッドとキャビネットの、メーカーを超えた自由な組み合わせも試すことが出来ます。
これは実際には、なかなか行うことが出来ないことです。
また、プリセットの中に「Matched」という項目があります。
ここで目的のアンプを選択すると、アンプヘッドとキャビネットを同じタイプのものにセットしてくれます。
違うメーカ同士のヘッドとキャビネットを自由に組み合わせて、結果的に気に入る良い音が作れたとすれば、それは問題無いと思います。
次は、ストンプエフェクトについてみていきたいと思います。
ストンプエフェクト
概要
「Ampire」 には、15個のストンプエフェクトが用意されています。
コンプレッサーやイコライザー、ファズ、オーバードライブ、ディストーションなど、必要と思われるエフェクトが、各カテゴリーで1機種用意されています。
デザインを見ると、有名な機種を模していることがわかります。
これらを駆使すれば、充分に音作り出来ると思います。
Tips
ここで一般的なストンプエフェクトの並び順をみていきたいと思います。
ワウペダル
ワウペダルを使用する場合は、一番最初にセットします。
必要がなければ外しておきます。
また、フレーズに合わせてワウを効かせたい場合は、DAW上でオートメーションを設定することになります。
このワウは、ペダルの「Cry」と書いてあるところをクリックすると、別のタイプのワウを選択することが出来ます。
全部で4種類あり、それぞれ掛かり具合が違います。
コンプレッサー
ワウを使わないケースも多いために、実際は一番最初に来ることが多いエフェクトです。
基本的にマストなペダルだと思います。
歪み
コンプレッサーの次に歪み系を置きます。
「Ampire」 には、「ファズ・ディストーション・オーバードライブ」の3種類が用意されています。
イコライザー
必要であれば歪み系のあとにイコライザーを挟んで、音質を調整します。
コーラス
BOSS系の、クラッシックなコーラスが用意されています。
音も良いです。
他にフェイザーやモジュレーション・トレモロも、必要であればこの辺りにセットします。
ディレイ
このディレイは、DAWとのテンポのシンク機能もありますので使いやすいと思います。
リバーブ
最後にリバーブをセットします。
またコーラスやディレイ・リバーブは、センドリターンというルーティングにすることも可能です。
(一応、コンプや歪み系のペダルもセンドリターンで使用することが出来ます。)
センドリターンのやり方については前回の記事を参照して下さい↓
その他
その他のゲートやチューブ・パンなどは、必要があれば任意の場所にセットすれば良いと思います。
動画でチェック
動画内チャプター「07:34 ストンプエフェクト」内の、「08:01」付近より各エフェクターの音を視聴することが出来ます。
次は、まとめと次回予告です。
まとめと次回予告
まとめ
なかなかにクオリティの高い、アンプやストンプエフェクトが揃っていると思います。
プリセットもよく出来ていますので、打ち込みのギターの音に掛けてみても、それなりの音にすることは出来ます。
「Studio One」ユーザーの方には、「Ampire」をぜひ試して頂きたいと思います。
次回予告
次回の音楽堂では、レスポールスタンダードの保管や輸送用に使える、レスポール専用セミハードケースを購入してみましたので、フィット感や使い勝手などを、開封してレビューしていきたいと思います。
また次回の動画も観て頂けたら嬉しいです。
次回のブログ記事↓
それでは、最後までご視聴ありがとうございました。