ご挨拶
こんにちは、ツキシマです。
今回は、私が約10年間使用してきたオーディオインターフェイスの「RME Fireface UCX」をレビューしたいと思います。
動画の目次です。
パッケージと内容物の確認、本体各部(端子類)の確認、良かった点、気になった点、最後にまとめと次回予告です。
それでは、パッケージと内容物をみていきたいと思います。
パッケージと内容物の確認
パッケージ
日本語仕様のパッケージになっていて各部に特徴が記載されています。
正面です。
側面。
背面。
ここで主な特徴をみていくと、「18入力/18出力」チャンネルがあり、その中でアナログ入出力はそれぞれ「8系統」あります。
デジタル制御の「マイク/ライン用プリアンプ」が2つ。
「TotalMix FX」「RMEリモートコントロール」対応です。
内容物
オーディオインターフェイス本体です。
端子類はまた後で細かくみていきたいと思います。
「ACアダプター」と「電源ケーブル」です。
アダプターは小型で軽いです。
ケーブルは海外向けのものと、日本に対応したケーブルが付属しています。
「USB2.0ケーブル」です。
「MIDI ブレイクアウト・ケーブル」です。
「オプティカル・ケーブル(TOSLINK)」です。
本体の底面に付ける「ゴム脚」です。
取扱説明書類やステッカー、ドライバー用のディスクです。
付属品は以上になります。
次は本体各部(端子類)をみていきたいと思います。
本体各部(端子類)の確認
フロントパネル
左側からコンボジャックの「入力1・入力2」があります。
主にマイクを接続します。
ファンタム電源に対応しています。
その隣がライン・インスト用の「入力3・4」です。
主に楽器を接続します。
ディスプレイとエンコーダーノブがあり、その隣はステータスLEDです。
そして「ヘッドホン用端子(出力7・8)」があります。
側面
側面にはラックマウント用のネジ穴が用意されているのと、放熱用のスリットがあります。
リアパネル
「UCXⅡ」は右側にアナログ入出力が配置されていましたが、「UCX」は下段に配置されています。
右側はアナログ入力の「5から8」。
バランスに対応しています。
その隣は出力の「1から6」です。
こちらもバランスに対応しています。
入力「1から4」と出力「7,8」はフロントパネルの端子に割り当てられています。
上段は左から「電源ソケット」「電源スイッチ」「USB2.0端子」「FireWire端子」「リモートコントローラー用端子」「MIDI端子(付属のブレイクアウトケーブルを使用します)」「ワードクロック端子」「ADAT」「SPDIF用端子」です。
次は、良かった点についてみていきたいと思います。
良かった点
その1
「豊富な入出力」
ハーフラックサイズのオーディオインターフェイスの中では「入出力の数」は多い方だと思います。
スピーカーに使えるバランス出力が6つあります。
私は3種類のスピーカーを使用していた時期があり、その時はリアパネルの6つのアナログ出力には全てケーブルが埋まっていました。
入力も「マイク用」「楽器用」と最適化されて用意されていますので、使い勝手が良くストレス無くレコーディングが出来ます。
その2
「DSPエフェクト」
ボーカルレコーディングの時は、「リバーブ」や「エコー」をマストで使いますので「DSPエフェクト」が付いているのはありがたいです。
その3
「エンコーダーノブ」
エンコーダーノブはインプットゲインやアウトプットチャンネルの音量を切り替えて操作できます。
ミックス作業時にヘッドホンやスピーカーなどの音量を素早く切り替えて操作できましたので、意外と重宝していました。
ここでの操作はミックス時に「UCXⅡ」よりも実践的に使えますので優れていると思います。
「UCXⅡ」の方は、ディスプレイとノブで「TotalMix FX」の設定を細かく行える感じです。
その4
「耐久性と安定性」
耐久性と安定性こそオーディオインターフェイスには一番大事なことだと思います。
「UCX」は、10年間何の不具合もなく普通に起動して普通に動作していました。
次は気になった点をみていきたいと思います。
気になった点
その1
「TotalMix FXの壁」
「Fireface」だけでなく「RME」のオーディオインターフェイスは、このソフトウェアで「入力や出力」「音量バランスや設定」などを行います。
「TotalMix FX」は、初めて使う人にとっては難易度が高いと思います。
私も10年間使用してきて使ってない機能や分からないこともまだまだあります。
ただ、理解して使いこなすことが出来れば、これ以上は無いくらいとても強い味方です。
「TotalMix FX」について興味がある方は動画にしていますのでそちらをご覧下さい。
その2
「電源スイッチが裏側にある」
パソコンを使うときに、オーディオインターフェイスが必要無い場合もあります。
スイッチが裏側にありますので、ラックに設置してしまうと電源ボタンに手が届きません。
私は仕方なくスイッチ付きの電源タップを使用していました。
出来れば電源とオーディオインターフェイスの間に余計なものは挟みたく無いと思っていますので、後継機の「UCXⅡ」は前面パネルでオンオフ操作ができるようになって良かったです。
その3
「ヘッドホン端子がもう1つ欲しい」
ハーフラックサイズのオーディオインターフェイスでも2つヘッドホン端子を装備しているものはありますので「UCX」もあったら良かったと思っていました。
上位モデルの「UFX」には2つありますが、私には「UFX」ほどの入出力機能(30入力/30出力)は必要ありませんのでいつも悩ましく思っていました。
次はまとめと次回予告です。
まとめと次回予告
まとめ
「UCXⅡ」が発売されていなかったらまだまだこの「UCX」を使い続けていました。
私が思う「UCX」の1番凄いところは、良かった点のところでも述べましたが「約10年間全く不具合なく使い続けることが出来た」ということです。
このオーディオインターフェイスを選んで良かったですし、「UCX」はまだまだ現役で活躍出来ると思っています。
次回予告
次回の音楽堂では、「USB Type-C」に対応したオヤイデの「USBケーブル」を購入しましたので開封レビューをしていきたいと思います。
また次回の動画も観て頂けたら嬉しいです。
それでは、最後までご視聴ありがとうございました。
“まだまだ現役!「RME FIREFACE UCX」のレビューです。10年間使用しました。【DTM/オーディオインターフェイス】” への1件のフィードバック