ご挨拶
こんにちは、ツキシマです。
前回開封レビューした「RME Fireface UCXⅡ」の、ディスプレイ周りの使い方などを私の使用する範囲で簡単にみていきたいと思います。
開封レビュー記事↓
動画の目次です。
「UCXⅡ」をラックに設置する、初期設定について、ディスプレイ周りの使い方、旧モデルとの操作感などの違い、最後にまとめと次回予告です。
それでは、ラックに設置されている「UCX」を取り外して「UCXⅡ」を設置したいと思います。
「UCXⅡ」をラックに設置する
UCXを取り外す
まず「UCX」の上段にあるトレイを外します。
「MIDDLE ATLANTIC」のトレイです。
「makita」の電ドラを使用しています。
開封レビュー記事↓
上に置いてある「SONY」のアンプを持ち上げつつトレイを引き抜きます。
次に「UCX」を取り外していきます。
ケーブルを取り外して本体を引き抜きます。
ラックにケンパーだけだとこんな感じです。
「RME」のロゴプレートを「UCX」から取り外します。
両側取れました。
次に「UCXⅡ」にロゴプレートを取り付けていきます。
画像にもありますが、「UCX」と「UCXⅡ」では取り付けるネジ穴の位置が違います。
私のプレートはたまたま両方に対応していましたので助かりました。
UCXⅡを設置する
それでは「UCXⅡ」をラックに設置していきたいと思います。
電ドラである程度ネジを絞めていきます。
最後は普通のドライバーで手締めしました。
ケーブルを「UCXⅡ」に接続してから、その上にトレイを取り付けていきます。
無事に設置完了しました。
次は初期設定についてみていきます。
初期設定について
私の場合は元々旧モデルの「UCX」を使用していて最新のドライバーをインストールしていますので、「UCXⅡ」は接続して電源を入れるとそのまま使用できました。
初めて「UCXⅡ」を使用する場合は、最新のドライバーをダウンロードしてパソコンにインストールします。
また、オーディオインターフェイスの電源を入れると「TotalMix FX」というソフトウェアが起動します。
このソフトウェアでオーディオインターフェイスの入力や出力などを基本的にコントロールします。
「TotalMix FX」を初めて見たという方は、以前「ゼロからのTotalMix FX」という動画やブログ記事を公開していますのでそちらをご覧下さい。
ブログ記事↓
次は、ディスプレイ周りの使い方をみていきたいと思います。
ディスプレイ周りの使い方
VALUEノブ
「VALUEノブ」は、何もせずに回すと「TotalMix FX」の「Main」に設定しているボリュームを操作できます。
私はヘッドホンをアサインしていますので、ヘッドホンのボリュームが「0.5dB」単位で動きます。
また、「VALUEノブ」を0.5秒押すことにより「Global Level Meter」と「Analog Level Meter」の2種類の表示を選択出来ます。
そして、「VALUEノブ」をさらに長押しすることでオーディオインターフェイスの電源を切ることができ、「VALUEノブ」を押すと電源が入ります。
旧モデルでは電源スイッチが背面にありラックに組み込んでしまうと動かせなかったので、「UCXⅡ」は前面パネルで電源を操作できるのは良いと思います。
他に「VALUEノブ」は、パラメーターの「選択」「決定」をする役割もあります。
MIC/GAIN
「MIC/GAIN」ボタンを押すと「入力1から4」の「Gain」操作と「Autoset」の設定が出来ます。
「VALUE」ノブを回すことで設定する項目を選択し、押して項目を決定後、ゲインなどの数値を調節することが出来ます。
REC/PLAY
「REC/PLAY」ボタンを押すと「Record/Playback」画面になり、USBデバイスに録音や再生が出来ます。
もう一度「REC/PLAY」を押すと設定画面に入り、ダイレクトUSB録音の各種設定が出来ます。
また、「TotalMix FX」の画面でも変化が見られます。
右下に「DURECorder」という項目が追加され、「録音」や「再生」「各種設定」をここでも操作出来ます。
「Record View」というボタンを押すとフェーダーが変化します。
CHAN/MIX
「HARDWARE INPUTS」と「HARDWARE OUTPUTS」の、各チャンネルの各種設定やエフェクト操作などが行えます。
設定できる項目がとても多いので細かい内容は割愛します。
「UCXⅡ」は、スタンドアロンでも操作ができる仕様になっている感じです。
SETUP/REV
「SETUP/REV」ボタンを押すと「CONTROL ROOM」や「クロック」などの各種設定、「REVERB」の設定などが行えます。
次は旧モデルとの違いを見ていきたいと思います。
旧モデルとの操作感などの違い
ノブの操作で出来ることが旧モデルから大きく変わりました。
旧モデルは、エンコーダーノブを使用して「1から4の入力チャンネルのゲイン操作」、「出力チャンネルの音量操作」が出来ました。
「 UCXⅡ」はノブとディスプレイ左の4つのボタンを使用して「TotalMix FX」の大体の操作や設定が行えるようになっています。
ただ、ミックス作業時にヘッドホンとモニタースピーカーの出力を切り替えながら素早く操作したい時などは旧モデルの方が操作しやすいです。
「 UCXⅡ」だと、仮にボリューム操作を選択する場合「CHAN/MIX」ボタンを押してトラックを選択した後に「OUTPUT」を選択してからノブで音量調節をする感じですので、アクションが増えてしまいました。
素早く操作するには、以前レビューした「ARC USB」が必要になると思います。
開封レビュー記事↓
次はまとめと次回予告です。
まとめと次回予告
まとめ
まだ開封して細かい設定を調整している段階ですので、数分くらいしか「UCXⅡ」の音を聴いていませんが、旧モデルと比較すると音像や音量感が変わり、さらに音が良く見えるようになった感じがしています。
「SteadyClock FS回路」が搭載されたおかげもあると思います。
私にとっては自分の用途に合ったベストなオーディオインターフェイスです。
次回予告
次回の音楽堂では、「TotalMix FX」の「DSPエフェクト」の「イコライザー」の使い方や、かけ録りの仕方などについてみていきたいと思います。
また次回の動画も観て頂けたら嬉しいです。
次回のブログ記事↓
それでは、最後までご視聴ありがとうございました。
“「RME Fireface UCX Ⅱ」のラック設置とディスプレイ周りの使い方編。【DTM/#2】” への1件のフィードバック