ツキシマ
こんにちは、ツキシマです。
今回は、コンデンサーマイクのレビューをしていきたいと思います。レビューするのは、オーディオテクニカ社のエントリーモデルで型式は「AT2035」です。初めてのコンデンサーマイクとして気になっている方も多い機種だと思います。
また今回の動画内では、私が所有する他社製マイクとの比較も行っています。(下画像参照)
ツキシマ
それでは、パッケージを開封していきたいと思います。
パッケージの縦と横は意外と大きく、画角に入りきらない感じです。
厚みはそんなにありません。左下に竹の写真があります。マイクの素材に関係しているのか、少し気になりました。
パッケージの蓋を開けると、上部にマイクが収まっています。
下部にはショックマウント、変換ネジ(3/8-5/8)(ショックマウントに装着済み)、マイクポーチ、取扱説明書と保証書が入っています。
ツキシマ
必要なものは一通り揃っています。
AT2035の外装は、全体が金属製です。ずっしりとした重さもあり、安っぽい感じは一切ありません。とても低価格帯のエントリーモデルとは思えない感じです。黒いカラーもカッコ良いです。
網になっている部分を覗くと、ダイヤフラムが見えます。
マイクの裏側にはローカットスイッチと、PADスイッチが装備されています。
底面部分には、マイクケーブル(XLRケーブル)のコネクターがあります。またこのモデルは台湾で製造されているようです。
指向性は、単一指向性のみです。基本的に歌やナレーション、アコースティックギターの録音などは、単一指向性で行いますので問題はありません。
また上位機種になると、他の指向性を選択できるマイクもあります。
録音時に空調の音などが気になる場合は、ローカットを使用すると良いです。80Hzから下を緩やかにカットしてくれます。
PADスイッチをオンにすると、10dB感度を下げることが出来ます。
ただしこれは、よっぽど大音量の楽器を収録するときに使用するものです。ボーカルやアコースティックギターの録音などでは、オーディオインターフェイスの入力レベル操作で充分です。
取扱説明書に記載されている、マイクの周波数特性グラフです。
ツキシマ
マイクの質感は本当に良いと思いました。
専用ショックマウントが付属します。プラスチック製ですので耐久性が少し心配ではありますが、専用品でマイクがピッタリと収まりますので良いと思います。
またこのショックマウントはマイクを装着するときに、結構硬いです。ただこれは、個体差もあると考えられます。
マイク装着後はゴムがしっかりと振動を吸収して、ショックマウントとしての機能は問題ありません。
しっかりとした厚みとクッション性があるマイクポーチが付属します。
収納や持ち運びに便利です。
ツキシマ
マイクポーチが良い感じです。
以上の手順でコンデンサーマイクを使用することが出来ます。
また息の吹かれを防止するポップガードも、コンデンサーマイクを使用した音声のレコーディングには必須のアイテムです。
ツキシマ
コンデンサーマイクはデリケートですので、慎重に取扱しましょう。
「AT2035」を使用して、録音をしました。YouTube動画にて視聴することが出来ます。
動画チャプター「04:40 声とアコースティックギターを録音する」内にて視聴可能です。
「AT2035」で録音した結果は、以上のようになります。私が感じた印象は、低音が抑えられつつ高音の抜けと空気感が感じられて、良い音で録音できたと思います。
録音した後から「AT2035」の周波数特性のグラフを確認したところ、私が想像した通りに150Hzから下の低音が抑えられていて、1.5kHzから3.5kHzが2dBくらいブーストされたカーブになっています。
私がボーカルなどをイコライジングするときは、基本的にこんな感じでイコライザーをかけますので、「AT2035」は、最初から歌やナレーションが良い感じに録音できるようにチューニングされたマイクであると私は感じました。
ツキシマ
良い録音結果だと思いました。
今回録音比較で使用するマイクは、「audio-technica AT2035(価格約2万円)」「AKG C214(価格約4万円)」「Neumann TLM107(価格約17万円)」です。
動画では、録音結果をこの順番に録音した結果を再生していきます。
動画チャプター「06:26 他社製マイクとの録音比較」内にて視聴可能です。
録音した結果は、以上のようになります。
3つのマイクの録音結果を聴いて私が最初に感じたのは、「C214」は低音が膨らみ、他のマイクと比べると音がこもりがちな感じがして、とても特徴がある録音結果だと思いました。また一番クセがなくフラットな音に感じたのは「TLM107」です。「AT2035」は先ほどの章で触れた通り、すっきりと聴きやすい音で録音できていると思いました。
そして録音結果を聴いてから各マイクの周波数特性を比較してみると、やはり感じた通りのカーブを描いています。「C214」は、800Hzから下が2dBほど膨らみ、1.5kHz辺りが2dBほど減衰しています。
「TLM107」は、100Hzから4kHzまでほぼフラットで、そのままの音が録音されている感じです。
以上の結果を踏まえると、すぐ使えるような音質で録音したい時は「AT2035」で、よりフラットに録音したいときは「TLM107」、低音を強調した感じに録音したいときは「C214」を使用するのが良いと考えられます。
ツキシマ
どのマイクも個性があって面白いと、私は感じました。
今回は出張レコーディングで使用するために、この「AT2035」を入手しました。一番低価格の「AT2020」も検討したのですが、専用のショックマウントが初めから付属していた「AT2035」を私は選びました。「AT2020」には無い、ローカットやPAD機能があるのも「AT2035」が良いと思った点です。
今回、3つのマイクで声やアコースティックギターを録音してみたところ、価格の一番安い「AT2035」で、とても良いサウンドで収録できたと私は感じています。録音された音はクセが少なく、あとのミックス作業なども、し易そうな印象を受けました。
「AT2035」は、最初から低音が少しカットされ、高音の抜け感を感じられるようにレコーディングできますので、初心者にも優しいマイクだと思いました。ライブ配信用マイクとしても良いと感じます。
また、このまとめの章での音声は、いつも使用しているマイク「TLM107」と入れ替えて現在「AT2035」で収録しています。あとで確認しましたが、特に問題無くしっかりと録音できていました。
audio-technica製のマイクは、とてもコストパフォーマンスに優れた製品だと私は思います。ダイナミックレンジや、狙った音をとらえる指向性など、低価格でも充分な機能を備えていると感じました。
「AT2035」は、コンデンサーマイクの入門機として、とても良いマイクだと思います。
ツキシマ
それでは、最後までご視聴ありがとうございました。
ご挨拶 ツキシマ こんにちは、…